ベイブレードXはなぜ品薄?タカラトミーの増産発表と、いつまで続くか
波南ショウ(2児の父)・2026年7月5日更新
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近所の店を3軒まわって、目当てのベイがどこにも無い。ネットで探すと「在庫あり」のところはだいたい定価より高い。子どもには「今度買おうね」と言ったまま、その「今度」がなかなか来ない。ベイブレードXは、こういう品薄が続いています。
なぜこんなに無いのか。いつになったら普通に買えるのか。メーカーのタカラトミー自身が、品薄が続いているので増産すると発表しているので、方向としては良くなるはずです。ただ2026年7月時点では、普通のスターターすら正規ルートでほぼ買えない状態が続いていて、限定品やクジ系の一部の商品は、仕組みの上でさらに品薄が続きます。
2026年5月に、タカラトミーが増産を発表しました
2026年5月20日、タカラトミーが、品薄・欠品が続いているので国内外で生産を強化する(増産する)と発表しました。複数のニュースも一斉に報じています。
ここで何が約束されて、何が約束されていないかは、分けて見ておくといいです。
| 公式が言っていること | 公式が言っていないこと |
|---|---|
| 品薄・欠品が続いていること | どの商品をどれだけ増産するか(規模は非公開) |
| 国内外で生産を強化する(増産の方針) | いつから改善するか(時期の明言なし) |
「増やします」という方針の話であって、「○月までに解消します」「ランダムブースターを○個増やします」という具体的な約束ではありません。ここを読み違えると、来月には店に並ぶだろうと期待して、また空振りすることになります。良くはなる見込み、ただし時期は誰にもわからない。2026年7月時点では、ここまでしか言えません。
なぜ品薄になるのか。理由は3つあります
「人気だから」とよく言われますが、品薄になっているのには、もう少し具体的なわけがあります。
理由1。欲しい人が多すぎる(子どもに加えて、戻ってきた大人)
ベイブレードXは、子どもだけのおもちゃではなくなっています。遊んでいる人の約2割は大人で、昔ベイブレードで遊んだ世代が親になって戻ってきています。世界大会には6歳から67歳まで約1.5万人がエントリーした年もありました。2024年のクリスマスには「男子小学生が欲しかったもの」の1位にもなっています(ねとらぼ調べ)。
買う人の数が、純粋に多いんです。子ども向けのおもちゃなのに大人も本気で買うので、作る量が追いついていません。これが土台にあります。
理由2。ランダムブースターのクジの仕組みが、棚を一気に空にする
わかりにくいのですが、これが大きいです。
ベイブレードXには「ランダムブースター」という商品があります。1個1,600円くらいで、ラインナップのうちどれか1個が入っているけれど、開けるまで中身が選べないクジです。種類数は弾によって違って、全5種の弾も全6種の弾もあります。しかも、当たり(レア)が出る確率は、公式は公表していませんが、利用者の間の目安でだいたい1/8(約12.5%)と言われています。重さや箱の透かしでは見分けられないように作られています。
何が起きるか。狙ったベイが欲しい人、当たりを引きたい人が、1個では止まらずに何個もまとめ買いします。その結果、入荷した分が一気に棚から消えます。1人1個買って終わりの商品なら起きない減り方が、クジだと起きてしまうんです。
| 普通のスターター | ランダムブースター |
|---|---|
| 中身が確定(欲しいものを1個買う) | 中身がランダム(選べないクジ) |
| 1人1個で満足しやすい | 当たり狙いで何個も買う |
| 棚が一気には消えにくい | 入荷分が一気に消える |
子ども向けのおもちゃに、当てもの(ガチャ)の仕組みが入っている。これが集める楽しさと品薄を、同時に生んでいます。
理由3。転売(買い占め)が間に入る
欲しい人が多くて、クジの仕組みで一気に消える。そこに転売目的の買い占めが重なります。人気のベイは、本来定価で買えるものが、転売サイトで上乗せの値段になっていることがあります。
気をつけたいのは、通販で「在庫あり・定価」に見えても安心しきれないことです。たとえばランダムブースターでは、開封済みで当たりだけ抜き取られた残りが届くという報告もあります。定価で買えたつもりでも、最初から当たりが入っていない箱をつかむことがあるんです。品薄で焦っているときほど、こういう出品に引っかかりやすくなります。
特に手に入りにくいのは、この3種類
品薄といっても、手に入りにくさには段階があります。もともと本当に手に入りにくいのは限定ものの一部でしたが、2026年6月後半からは、通常のスターターまで正規ルートでほぼ見なくなりました。僕の体感でも、店からもネットからも(中古を含めて)一気に消えて、量販店の売り場では「全種品切れ・次回入荷未定」の案内を見ました。
| 手に入りにくさ | 該当するもの | 理由 |
|---|---|---|
| ★★★ かなり難しい | ランダムブースター系 | クジ構造で一気に消える・買い占め |
| ★★★ かなり難しい | アプリ景品ベイ(レアベイゲットバトルの景品など) | そもそも市販されていない |
| ★★★ かなり難しい | 抽選・限定の特別カラー品 | 数量限定・希少性を意図的に維持 |
| ★★ いまは難しい | 通常のスターター/ブースター/セット | 定番で流通量は多いはずだが、2026年7月時点は正規ルートにほぼ出ない |
たとえば、アプリの景品だったエアロペガサスや、くじのLAST賞だったワイバーンホバー、抽選限定の特別メッキ品などは、フリマで数万円から10万円近い値がついている例もあります。ただこれは、強いから高いのではありません。数が極端に少ないから高いだけです。子どもが普通に遊ぶ分には、追いかける必要はまったくありません。
逆に言うと、レアや限定を追わなければ、戦い方はあります。ただし「店に行けば買える」段階ではないので、予約・抽選・入荷通知を仕掛けて、定価の枠が出た瞬間に押さえるやり方になります。僕が6月に定価で買えたのも、Googleの検索に出てこないDMMの通販をたまたま見に行ったからでした。大手の検索結果が全滅でも、それで終わりではありません。
対戦できる一式をまとめて揃えるなら、バトルエントリーセットの定価の枠を狙うのが手堅いです。
いつまで続く?(時期は公式も言っていません)
「○月に解消します」という答えは、公式が出していないので誰にも言えません。増産は発表されたけれど、時期は言われていない。まずこれが前提です。
そのうえで、商品の性質から読める方向はあります。普通の商品(スターター・ブースター・セット)は、増産が進めば戻る側です。増産が発表されていて、毎月のように新作も出ています。ただし2026年7月時点では、その普通のスターターすら正規ルートにほぼ出てこない状態で、「探せば定価で買える」段階にはまだ戻っていません。
困るのは限定品のほうです。ランダムブースターのレア枠、アプリ景品、抽選の特別カラー。こういうのは「数が少ないから価値がある」作りなので、たくさん作ってしまったら、そもそも商品として成り立たないんですよね。だから増産の対象にもなりにくくて、上乗せの値段は当面続くと見ています。いつか定価で出まわるだろう、と待つのは、たぶん報われません。
繰り返しますが、時期はメーカーが言っていません。いつ普通に戻るかをただ待つより、予約・抽選・入荷通知を先に仕掛けて、定価の枠が出たら押さえる。いまはこれがいちばんです。
で、今どう動くか
どう動くかは、何を狙っているかで変わってきます。
たぶん、ほとんどの家がこっちです。普通の商品が欲しい場合。スターター、ブースター、バトルエントリーセット、スタジアム。これらは増産で良くなる側ですが、いまは店を回っても、大手ECを検索しても、ほぼ出てきません。歩き回るより、待ちの仕掛けを先に作るほうが早いです。具体的には、公式Xと各店の入荷通知、予約ページの監視、店の入荷曜日を1回聞いておくこと。それと、Googleの検索結果に出てこない通販や店頭に在庫が残っていることもあるので、大手の検索だけで諦めないこと。店ごとの細かい状況はどこで売ってるかの記事に書きました。発売前の新商品を定価で確保したいなら、予約の記事へ。
限定品が欲しい場合は、話が別です。ランダムブースターのレア、抽選限定品、コラボ品。店で偶然出会うのはほぼ無理です。タカラトミーモールの抽選販売(無料の会員登録で申し込めるものが基本。月550円のプレミアムX会員に入ると、会員限定枠が使えて、毎月のチケットももらえます)や、アプリの「レアベイゲットバトル」など、正規の入手ルートを使うのが筋です。転売の高値に飛びつく前に、抽選の入り方を知っておくと出費がだいぶ違います。
それと、品薄で焦っているときほど気をつけたいのが、偽物と、当たりを抜かれたランダムブースターと、定価を大きく超えた転売の出品です。安く見えるもの、急かしてくるもの、聞いたことのない店は、一度疑ってください。転売の記事にまとめています。

